西の魔女が死んだ

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お正月のTSUTAYAまとめ借りのラスト作はこれ。

『西の魔女が死んだ』です。



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この映画、すごく良かったです。

個人的に今までで最も印象深い映画のベスト3に、

『天使はこの森でバスを降りた』と差し替えで、

ランクインです。。。



てっきり女性の監督だと思ってたんですが、

長崎俊一さん?という男性の方でしたね。びっくり。。



最初の印象は、なんだかふわっとイギリス風味の懐かしさを

感じました。ちょっと赤毛のアンにも似た感じだけど、やっぱり

私の中ではマスターキートンのお祖母さんですね。

日本人と結婚し、日本でイギリススタイルを守りながら暮らす、

イギリス人のお祖母さん。



わたし行ったことないんですが、

ずっとイギリスに、憧れがあるんですよ。。

島国であるということと、

武士道(騎士道)精神にもとづく伝統を重んじる文化が

かつてあった歴史に共通点があるんでしょうか。。

なんか親近感に似た憧れがあります。



穏やかさと、自国スタイルを貫くようなちょっと頑固さ、を、

この「西の魔女が死んだ」のおばあさんに感じますが。

現代の日本人って、

そういった芯の強い頑固さみたいなのを

今はもう失ってしまってる気がするけど、

やっぱり現代のイギリス人も、

そういうのを失ってしまっているのかなあ・・・・。

それとも、まだ精神的に根強く持ち続けてるのかなあ・・・。



私、できたら、いつかイギリスに行って、

そこで生活をしてみたいなと思っています。

いつか・・・・ね。それが夢…といえば、

夢かもしれないです。




 
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『西の魔女は死んだ』を見てると、

ドラマは見たことないんですが、

緒方拳の『風のガーデン』に関して、

書かれた記事を思い出しました。。。

倉本聰もこの映画見たのかなあ・・・・・。



「ドラマ「風のガーデン」を引き立たせている敬語表現の巧みさ」

http://business.nikkeibp.co.jp/article/nba/20081205/179335/?P=1




 
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あと『西の魔女が死んだ』に出てきた言葉で、

なんかすごく響いた言葉。

日々の変化を楽しむのが好きだから、

変化を予知しなくていいんですよ。
って。

そういう生き方がいいなって思ました。

小さい変化を楽しみたいです。

いろんな変化を楽しんで、

乗りこなしていけるようになりたいです。





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あと、なんか、ストーリーにはそんなに関わりは深くないけど、

「りょう」の存在がなんだか自分にはすごく印象的でした。

おばあちゃんも、孫に対するのと、娘に対するのでは、

たぶん接する上でもいろいろ違ったんだろうし。。

娘は娘で、母親を否定しながら生きてきたんだろうし。

だから孫ほどはおばあちゃんと、

心が近くなかったのかもしれないよね。

愛情という意味では、すごく強いつながりなのに。





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ちなみに。。。

私どちらかといえば「マイ」みたいな子だった気がします。

だから周りからみたら”扱いにくい子”だったんだろうなあ。と。

でもまあ幸か不幸か、うちは家族全員が、

基本”扱いにくい”感じなんで(笑)、

家庭ではさほど目立たない方でしたけど。。。(^ー^;)



まあそんな感じで私は、「マイ」には同類として共感しつつも、

ただ、ちょっとそのまま受け入れるまでには、

いかなかったですよね。。。。

特にキム兄を受け入れられないシーン。



私は、後からきた参入者くせに「マイ」が、

「彼のせいで自分の生活を乱された」とか思うのが、

どうしても理不尽で好きじゃない考え方なんですが。。。



でも・・・・・。



そういう子であっても、

自分の方に受け入れてあげる気持ちがないと、

絶対に心は開いてくれないものですよねぇ。。。



相手が自分の想定した型にはまるタイプじゃなくても、

その人自身ありのままを、まるっとそのまんま、

受け入られるような人になりたいです。。。





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まあいろいろな感想が溢れだしてきましたが、

思いのほか、超〜〜長文になってしまいまいたが、

とにもかくにも、いい映画だったと思います。



おすすめ!!!