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ねぎらいの「ありがとう」。

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Filed under ひとりごと

昨日の「BORDER」のセリフ。

捜査を、いつも裏で手助けしてくれてるコンビのハッカー君に、
めずらしく自分の身の上話をする小栗くん。
――兄が自殺した朝、電話で会話したのに、
その思いを汲み取れなかったと悔やむ小栗くん。

そんな話をしたあとに、ハッカー君が「これ食べると元気が出るよ」と
差しだす1粒のチョコを受け取って、小栗くんが言うセリフ。

「不思議だな・・今まで誰にも話したことないのに。
 でも、聞いてくれて、ありがとう。・・・・・・もしかして照れてる?」


なんかそんなやりとりのシーンが、
すごく印象的に思う今日このごろ。


*****

うちの上司は、ミーティングとかオフィシャルな場で「ありがとう」とかを照れずに言う。

頑張ってることとかを、プロジェクトを終わったあとに「これは、だいぶ頑張ったね」とか。
照れずに言う…というよりは、ひとつの上司としてのシゴトとして、
ねぎらいやエール的に言ってる感じなんだけど、そういうのを、照れずに”きちんと”言える人。

それは”人柄”というよりも、
そのことがチームを強くするって知ってるから、
その役割をちゃんとまっとうしてる、みたいな。


・・そういう上司や先輩に、歴代、けっこう恵まれてきてる気がする。

頑張ってる取り組みを、オフィシャルの場で、取り上げてコメントされると
やっぱり、モチベーションUPにつながるし、
逆に自覚してなかったようなことを、良い評価で指摘されたりすると、
ああそんなことが役立ったりするんだ、頑張ろう、って発見になったりする。

個人 対 個人 の「ありがとう」は、貸し借りとか気持ちベースで終わっちゃうけど、
ちゃんとオフィシャルに「ありがとう」というのは、その人に対する評価の意思表示。
上からも下からも関係なく、そういう「評価の意思表示」って人のモチベーションを
上げていく気がする。

でもそういうやりとりって、大概、照れる。
照れてしまったりで、うまく表現できないことが多い。

「私が至らないところを、協力のおかげで、いいものができた、ありがとう」
なんて自分の謙遜をはさんでしまったりして。
でもこれだと、尻拭いをしてあげた感になってしまって、評価の意思表示じゃない。
その人の「いいシゴトへの感謝」がちゃんと伝わっていかない。

そういう「マネージメント的なおしごと」を、
照れずにちゃんとこなしてくれる上司に恵まれいてすごくありがたいと思うとともに、
自分もそうなりたいと思う。強く。


チームを強くする「ありがとう」。
チームを強くする「頑張ったね」。
チームを強くする「ごめんなさい」。


自身の普段の行動がちゃんとしてないと響かない言葉だし、
ちゃんと意図の通りに伝わっていかない。

日頃の強さとまっすぐさの土台があってこその言葉が言える人。
そういう人に、自分もなっていきたい。