昨日は、前職の後輩と、
会社で配ってた(協賛してるらしい)、
GELATIN SILVER SESSION
SAVE THE FILM
を見てきました。
concept:
フィルムを使用する「銀塩写真」は世界的なカメラのデジタル化により
市場規模が急速に縮小し消滅しつつあります。
それは銀塩写真でしか表現出来ない独特の風合いや、
長い間培われてきた暗室作業等の手作業、
技術が失われる事でもあります。
ミュージシャンが色々な楽器で奏で、多彩な表現が出来る様に、
画家が筆や絵の具を使い分けられる様に、
私たち写真家も表現手段の選択肢として次の世代の為にも
フィルムや印画紙を残していきたいのです。
ゼラチンシルバーセッション実行委員会
とのこと。
写真についてはあまり詳しくないので、
銀塩すら実はよく知らないのですが、
個人的には、こういった偶然的な、裏舞台的な、展示会や表現って好きです。
(普通の選び抜いた写真を並べた表舞台の写真展も素敵ですが。)
↑こんな感じで、光が入っちゃった感じとか。
↑こんな感じで年月が経った風合いとか。
パンフを携帯で撮った写真じゃうまく伝わらないと
思いますが……。
でもなんか、こういう、
徹底的にコントロールされた人工的な完成美じゃないくて、
偶発的な自然を楽しんでそういう偶然との関わりを大切にして、
自然（光とか空気とか）に対する敬意・敬愛をもっ表現された作品
っていいですよね。。。
……って、なんかナウシカちっくですが(笑)。
なんかそういうのを通して、
表現のひとつとしてこのまま残っていって欲しい、
って思いました。
素人ながら。
でも素人にもそういうのが伝わる展示会の構成とかって
すごいですね。伝える/伝わる…ってすごい事だよなあって
なんかそういうのも思いました。
選び抜かれたベストショットだけじゃなくて
普段は見せない前後のフィルムも展示されてました。
綺麗に撮られたショットより間違って、蓋をあけちゃって
光が入っちゃった失敗の一枚が選ばれてたり。
なんでこの一枚だったんだろう…とか思いながら見るのが、
楽しかったです。
こういうのって、もっと積極的に見に行かないとですね。(o・v・o)