【映画:002】 英国王のスピーチ

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英国王のスピーチ

kings-speech
こちらもアカデミー賞発表前夜に観に行きました。
なのでだいぶ書くのが遅くなってしまいましたが・・・・。

最初に個人的な言い訳 をしますと、
前日、あまり寝てなくて寝不足で・・・。にも関わらずビールを片手に
観てしまったので・・・・・もんのすごい睡魔と闘っておりまして。。
そして正直、クライマックスのスピーチもだいぶウトウトとしてしまったという・・・。
まさかのMOTTAINAI鑑賞スタイルだったわけですが。。。

なので、ほんともう感想とか書く資格とかないんですけども。
でもせっかく観たので、おそるおそる書きます。笑
(100本ノックだし・・)

でもねでもね、だいぶ説得力ないかもですが、
でもね、それはもう、とっっっても素敵でチャーミングな映画でした。
これはほんと。 間違いないっす。

◎内気な王に共感

個人的には・・・というところですが、言いたいことがあっても、
うまく人に届くように伝えられない癖なので、内気な英国王の悩みには、
とても共感。(だからこそ最後の感動のスピーチの部分、
ちゃんと起きてて集中して聞いておくべきでしたが。。。 orz)

責任の重さと、期待に応えたい気持ちと、うまくいかないもどかしさ。
いらだちと、悲しみと、失望と、落ち込みと・・・・そして妻の愛。
そういう細かい機微がていねいに織り交ぜられていながらの、
コメディ劇。それも、すごくチャーミングな。

映画全体としては笑いも散りばめられているけど、
チャーミングですっとんきょうで動な感じの”ドクター”に対して、
英国王は、寡黙で誠実。愛にあふれてて静な感じ。
その英国王が、おおまじめにその滑稽な”治療”にとりくむ姿勢が、
本当になんともチャーミング♡

◎おちゃめなドクター

そしてやっぱりなんといってもおちゃめなドクター。
荒唐無稽でつかみどころがなく、それでいて、軸があるドクター。

この映画を見るちょっと前に、「自分のぶれない軸があるか?」みたいな本を
読んでいたので、自分自身の軸ってなんだろう ?って思いながら観ると、
このチャーミングなドクター、まあ軸がぶれません。(笑)

相手が英国王だろうとなんだろうと、
患者である以上は、俺の患者。治療方針にはしたがってもらう、
というスタンス。・・・・・でもだからこそ、その軸がぶれないからこそ、
相手をガッチリ受け止められる安定感があるんだろうなと。
そういう安定感をもって、向い合い、受け止めるっていうことで、
世の中の「病」のおおかたは「治療」できるんじゃないかな。って。

なんとなくそんなことを思ったりしました。

◎監督賞

そういう意味ではアカデミー賞で監督賞も受賞していましたが、
イギリスの現役女王陛下の父上を題材に、こんなにも(ラブリーだけど)
笑いのあるコメディを撮ったという監督。若いんだよね、確か。
でも監督にも、きっと伝えたい何か、「ぶれない軸」があったからこそ、
こういうあたたかい愛にあふれた映画ができたんだろうなと。

あ、あと、クイーン(妻)も素敵でした。
あきらめていた英国王が、やけくそになって持ち帰ったレコードを聴くシーン。
その瞬間に、すごく小さな小さなキラキラする希望のかけらを見つけるシーン。
そこでの二人が愛おしすぎる素敵なシーンでした。
あの場面がとても印象的だったな。

愛は勝つ!ですね。。じーん。(T_T)

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