会社の先輩に借りて『告白』を読みました。
そのあと読書メーターにあった読後感想コメントを見ました。
自分の感想に近かったもの&感想を読んでそう思う!と共感したものを
いくつかピックアップ。
http://book.akahoshitakuya.com/b/4575236284
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主要登場人物はみんな自分を少なからず賢いと思っている極論でしか物事を考えない連中ばかりで救えないな〜と思っていましたが、自分を含めそういうのって誰にでもあるのかな?と少し怖くなりました
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それぞれが自分の見たこと、感じた事こそが真実だとして語っているが、他の人物に言わせればそこには他人の意思が介入しており、己こそが真実を知っていると思い込んでいる。しかしそのどれもが別の章では否定されていく。全てを知りえる人はどこにもいない。
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それぞれの語り手が自分の視点からしか物事を見ていない、表面的な所はかえってリアルなのかも…。
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それぞれの人物像が極端なようにも感じるが、しかし、自身の主張を一方的に伝える独白という形式ゆえと考えると、それもまた自然に思え、その辺りの計算がされた作品のように思う。それぞれの人物の考えの齟齬、そこにある独りよがりな想い。
東野圭吾や天童荒太の描く世界観や登場人物と比べると、
すごく独りよがりで主観的な見方、言い分ばかりで、
なんだか上のコメントにもあるように表面的な印象があったのですが。
上のコメントとか見てて、
もしかしたら読んでる私自身の「主観」の部分をも飲み込んで、
作者のメッセージなのかなあ、とふと思うようになりました。
作者の作った舞台の上に自分も上がってたのかもしれないと。ふと。
映画化されるようですね。
下妻物語が、すごく好きなんですが、その中島哲也監督が映画化するとか。
コミカルなイメージの中島哲也監督がどんな映画を作るんでしょうか。。
気になる。。
個人的には、「犯人Bの母」になってる木村佳乃こそ、
森口先生に合ってる感じがするのですが…。犯人Bの母なのか…。
でもドラマ「流星の絆」を見たときに感じたキャスティングのミスマッチも
見たあとでは「絶妙!」 と思ったりしたので、そういう良い意味で
裏切られたいです。
「主観」 を飲み込んでいく作品、と思うと。
監督・キャスト・スタッフ、などのいろんな人の主観(解釈)が、
織り重なるというのが、もしかしたらさらに面白いのかもしれない。。
なんかちょっと楽しみです。