2005年12月03日

「真珠の耳飾りの少女」「北の零年」

「真珠の耳飾りの少女」
真珠の耳飾りの少女

半身浴がてらDVD鑑賞。
絵画を題材にする映画ってすごく難しいんじゃないかって
気がするのですが……でもこれは1シーン1シーンが、
とても絵画的で美しかった。ほんとに、どのカットの全て。
フィルムの1コマ1コマが絵画として成立するんじゃないかってぐらい。
もうね、まるでEPSONの「美の巨人」を見てるようです!(稚拙な表現…)

でも画家の妻って哀しいものがあるね...。
結婚という契約でつながってるだけで、芸術的な感性や魂のシェアに
よってつながってるわけじゃない。妻としてシェアしたくても、
画家の方がそれを拒否する。解り合えない、誰も自分のことを理解は
できない、なんていう一人よがりな孤独をふりかざすだけ。

そんな中で「たかが使用人」の少女が、それをシェアする者として現れる。
きついだろうなー…。でも美しかったです。

「北の零年」
北の零年

吉永小百合リスペクト!!!!
古き良き、そして強き大和の女性。
はかなくか弱くなのにすごく強い。誇り高い。
同じはかない女性、でも"tokyo tower"の詩史さんとは全然違う。
芯は強く誇り高い大和の女性。すごく素敵でした。

子供のときに親に叱られたときぐらい、
もうそれはそれは必死に涙が出てた気がします。
イナゴのシーンとか、最後の結集のところとか、トヨエツのシーンとか。
あ、あと淡路の花のシーンもすごく健気で...。
ラストの馬のシーンもすごく力強くて迫力があって感動的。

あーーーーこの映画が、
ラストサムライの後に公開されたのが悔やまれます...。


なぜなら、もしも「北の零年」が先だったら、
ラストサムライなんて公開する気にならないだろうから

はっきり言って、ハリウッドごときの分際で
サムライ魂なんて語ってんじゃねーよ!!!!!と
思わず毒づきたくなるくらい、
真の"士"の魂がここにあるって感じでした。

侍の映画に、俺様トムが出てる段階でまずイタタタタ。
トムのPVのために大和魂を汚されたくないですねー。

ま、トムはともかく、
「北の零年」を見て(全く関係ないんだけど)
自分の両親が北海道の出身なのが
なんだか誇らしく思ってしまいました。(単純…)

投稿者 parfum : 23:53

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