『ゴッホ展』

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お台場でのイベント(仕事)のあと、
会社に行く途中、六本木で下車。
国立新美術館で『ゴッホ展』を見てきました。

gogh

今、読んでる齋藤孝・著の『座右のニーチェ』のなかで、
ちょうど行きがけの電車で読んでたあたりにゴッホについて触れられてて。
んで、ふと、そういえば、国立新美術館でやってたなと思い出したので、
行ってみることに。

お台場→六本木に行く道中で、
wikiを調べたら、ゴッホの傑作と言われる作品は、
1888〜1890の2年間に描かれたものがほとんどらしい。
27で画家を志し、37で亡くなる直前の2年間。

1887年、パリに突然やってきて、
1888年からアルルでゴーギャンと住み始め、
耳切り事件でゴーギャンと決別し、サン・レミの精神病院で療養し、
1890年7月に、パリ郊外の森で腹に受けた猟銃の傷で死を遂げる。

そんな天才の晩年の最後の2年間。

年代に意識して見てたら、確かにその晩年の頃のものは、
あの独特で特徴的な狂気みたいな迫力を感じる作品が多いですね。
ぐるぐる渦を巻いているようなタッチの。

というか、先入観かもしれないけど、サン・レミ以降の作品にある、
そういった作風に、なんか心のトゲみたいのを感じた。
イメージ的には、もののけ姫の冒頭にでてくる祟り神みたいな感じ。

木々や地面から沸き生まれてくる怨みたいな、なんか迫ってくる棘々。
浮世絵の影響を受けた輪郭を黒とかでフチどる手法、とかなのかもしれないけど。
それと木々が全然、水分が通ってないような、石になった木の化石のような感じの
タッチ・色づかいだったのが印象的 でした。

水(生命)を感じなかった。

でも、色はキレイでポジティブなのね。水色と黄金色とか。
なんかラピュタとかナウシカっぽい配色な気がしました。。

ゴーギャンと住んだ黄色い家も、
部屋の中が、水色と黄色でかわいかったし。

エキセントリックで幸せじゃなかった苦労人なのかもしれないけど、
水色と黄金色を愛した画家という意味では、
前を向いて頑張って生命を燃やしてたのかもしれないですね。

・・・・・。

それにしても上のポスターとかでも使われているメインの自画像の作品。
まさかの同い年(32歳頃)の作品だということを知って唖然。

ゴッホ。。。。老けすぎじゃね?

※間違った。計算間違い。
1887年の作品で、ゴッホが1853年生まれなので34歳でした。
でも老けすぎやねん!!

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