wowowにて『ゼロの焦点』観了。
中谷美紀もこわくて、すごい迫力だったけど、
広末涼子の禎子(テイコ)も、怖い。
恐れから自分も含めてまわりの運命を切り刻んでしまう佐知子は、
自分で道を切り開こうとする力学だけど、
禎子は、本人は純粋でいるだけで眩しい存在で、
その眩しい光でまわりの軌道を狂わせてしまう力学。
無自覚な、意図のない力学な分、余計にこわい。
気がしました。
そして。
西島さん演じる慶一郎さんや佐知子が、
焦がれて求めた"未来"が、
今わたしたちが過ごしてる日々なのかな、
そんな焦がれた”未来”を今私たちは生きてるんだな、
といったメッセージを感じました。
逆に。
そんなわたしたちが、求める“次の時代”って何なんだろう。
わたしたちも、未来を求める権利?はあるのかな。
それとも、もう豊かになってしまったから、
新たに、未来を求めたりする、というのとは、
無縁に生きる時代なのかな。
未来、がよく分からないな。
と、なんだか観て、
観終わって、そんなことを思いました。。
『ゼロの焦点』in wowow
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