映画だけでなく、読書についやす、というのも、
テレビがない名古屋の実家にいるときの貴重な時間のすごし方。
というわけで、映画にいった帰りの本屋で、
・『償い』
・『食堂かたつむり』
・『チーム・バチスタの栄光 上・下』
をゲットしてきました。
さっそく『償い』と『食堂かたつむり』を読了。
『償い』
王様のブランチでクローズアップされていた本。平成15年(5年前?)に
初版された本(発表はもうちょっと前かな?)が書店店員のポップとかで
クローズアップされ再び注目されたとか。
ストーリーとしては、ブランチ見たときにも思ったけど、
浦沢直樹の『MONSTER』と設定がかぶる。
天才(?)脳外科医が主人公で、
救った子どもが連続殺人事件の犯人かもしれない……?
といった疑惑とか。それでその後、とある事件を機に、
医者を辞めてホームレス………というところにも共通点。
そんなこんなでどうしても『MONSTER』と無意識に比較しながら
読み進めてしまうからか、あまり作品に入り込んで感動には
いたらなかったかもです。個人的には東野圭吾の作品みたいな、
深くえぐられるような感じのほうが好み(?)ですね。
というところで、昼食に出かけるとかで、
ママンが急かすので、『食堂かたつむり』の感想はまた後ほど……(笑)。
Daily Archives: 2008/05/06
『償い』 矢口敦子
『ジェインオースティンの読書会』
昨日は、今回の怒涛の映画ラッシュ(?)の第1号として、
『ジェインオースティンの読書会』を母と観てきました。
読書会~??とかタイトル見たときは思ったけど、
予告編を観たかんじは、まあまあかな……という印象だったので、
母と観にいくにはちょうどいいかーと。
たいして期待せず観にいったのですが、
なかなか良い映画でした!!
かなりいい感じ。
社会人になってから(というより大学生ぐらいから?)、
本を読む機会がぐっと減ってしまっていたのを反省し、
ここ最近、読書、特に小説を読むようになってきたのですが……。
そういう自分事情もあってか、この読書会が、
なんだか楽しそうでうらやましい!!!
個人的には、かなり高慢で感じの悪いナイーブな高校教師の
プルーディに共感ポイントが多くて、ついつい感情移入して
観てたのですが、それにしても彼女、
どこかで見たことがあると思ってたけど………。
家に帰って調べてびっくり!!
なんと『プラダを着た悪魔』のエミリーでした!!
ぜんぜん雰囲気(見た目)が違う~~。
まあ言われてみれば、両方とも、
嫌なやつだけど、なんかちょっと憎めない魅力がある…
というのは共通しているかもしれないですね。
ジェインオースティンの本は、実際に読んだことないけど、
読んでから観ると、また小説を下敷きにしたエピソードとか
きっと散りばめられててもっと深みが理解できるんだろうなあ………。
でも当然、本を読んでない大多数にも楽しめる、
読書会に参加している6人のそれぞれの心模様?が、
ていねいに描かれたエピソードが織り込まれていて、
本当にとても良い映画でした!!
ナイス!!!!